吉田類の酒王
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吉田類の酒王

吉田類 PROFILE
吉田類 RUI YOSHIDA

1949年6月1日、高知県生まれ。
酒場や旅をテーマに執筆。イラストレーター&エッセイスト、俳句愛好会『舟』を主宰。著書に『酒場歳時記』(NHK出版)、『酒場のオキテ』(青春出版社)、『東京立ち飲み案内』(メディア総合研究所)などがある。BS-TBSにて『吉田類の酒場放浪記』(DVDも発 売)に出演中。
2010年7月
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最近、ラジオづいてます・・

 ちょっとお久しぶりですね。このところラジオ番組にお邪魔する機会がありました。TBSラジオ『大沢悠里のゆうゆうワイド』という放送回数6千回を超えた番組です。パートナー役は、さこみちよさん。浅草育ちで、ウイットに富んだ大沢さんのパーソナリティーぶりは周知のとおり。大衆芸能のシビアな批評家としても評判が高い人です。相変わらず軽妙で見事な掛け合いトークに敬服させられます。同番組内のお馴染み公開生放送、毒蝮三太夫さんのコーナーまで繋げていただきました。スタジオ・ルームを出ると、お茶目なディレクター原加容子さんに「類さん、こちらスタジオは懐かしいでしょう」と別室のスタジオへ案内された。そういえば、数年前に何度かゲストで出演させていただいたスタジオだった。さっそく番組名『エンタマン』の"エンタメストア"なるコーナーのコメント収録。ひと言でコメントをまとめる方が、かえって緊張しますね。


続いて、ニッポン放送『高嶋ひでたけの特ダネラジオ夕焼けホットライン』。番組アシスタントが小口絵理子さんで、こちらも名立たる人気番組です。いずれも秒刻みで進行する生放送独特の緊張感は格別。映像で間合いの稼げるテレビと違い、ラジオ番組ならではの集中力がパーソナリティーに要求されます。その集中力と、ガラス一枚を隔てたミキサー室の番組進行スタッフとの連動でオン・エアです。


 次は、ホッピー・ミーナことホッピー・ビバレッジの看板娘・石渡美奈さんのミニ番組へ声を出させていただきます。ニッポン放送の夜10時前の番組らしく、ホッピーを飲みながらというのも楽しみです。アッ、収録は今日だ・・。


 ところで「東京・スカ・パラダイス・オーケストラ」のライブに行ってきました。会場は、お台場に在るZepp Tokyo。超満員の聴衆の頭と掲げた腕がびっしりと広いフロアを埋め尽し、舞台正面の二階席からは頭・頭・頭・・の海原みたいな光景です。開演と同時に怒涛の歓声が舞台目がけてうねり、それを爆裂の大音響で跳ね返します。これはノラなきゃあ損、損。繰り返すカーテン・コールまで、タテノリ・ステップを持続しちゃいました。もう、汗だく。隣席のもと大相撲力士・敷島、現・小野川親方の巨体も大揺れでした。後は、ライブの興奮を引きずって、下町は門前仲町への飲み会。そして、恒例となってしまったタクシー、深夜バス、タクシーと乗り継ぎ、多摩の巣穴に舞い戻りました。


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 またまた、この日の夕刻。静岡県清水の三和酒造が主催する"新酒を愉しむ会"に出席。会場は、北区王子の北とぴあ・飛鳥ホールでした。通常の立ち飲み形式が多い新酒会と違い、参加者200名全員のテーブルが用意されていて驚きました。蔵元、自信の銘柄「臥龍梅」の異なる酒造好適米による味のバリエーションを愉しむというものです。この人気上昇中の「臥龍梅」については、当日、出席されていた日本酒評論の重鎮たちの感想も興味深く、じっくりと取材させていただくつもりです。数年前に取材して以来、年々、味わいが深まるように感じます。


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